株式会社Spider Labs

アドフラウド対策ツール「Spider AF」を提供する株式会社Spider Labsのブログです。

「クリックされてるのに効果が出ない」広告主・運用者が“今すぐ知るべき”アドフラウドの実態とは【Spider Labs調査】

あなたの広告は、本当に“人間”に見られていますか?

成果は出ている。レポート上の数字も良い。でも「なぜか売上に結びつかない」。 ——そんな違和感、もしかするとアドフラウド(広告詐欺)が原因かもしれません。

Spider Labsでは、2024年の国内外広告データをもとにしたアドフラウド調査レポート(通年版)を公開しました。 本記事では、レポートの一部をかいつまんでご紹介します。 被害額はなんと年間推定1,510億円超。 生成AIによるフェイクコンテンツ、闇バイトによる偽CVなど、手口は年々巧妙化しています。

総務省は2025年に「広告主等向けガイドライン(案)」を発表し、透明性の確保とアドフラウド対策の強化を呼びかけました。 EUではDSA(デジタルサービス法)が施行され、米国ANAの調査では広告費のうち56%近くが“届いていない”という結果も。 アドフラウドは、もはや一部の問題ではなく、業界全体が直面する構造的リスクです。

最大で広告費の「半分以上」が奪われた企業も

Spider AFが2024年に計測した実データによると、
・平均アドフラウド率は5.12%
・最も悪質なネットワークでは、46.9%が不正クリック
・さらに、最大で広告費の51.8%が不正に詐取されていた企業も存在

つまり、広告主が「成果が出ている」と信じて支払った予算の半分以上が“誰にも届いていなかった”という現実があります。

年間推定被害額:1,510億円

本レポートでは、国内のアドフラウドによる広告被害を金額ベースで推定しています。 Spider AF独自の被害額算出方法(レポートより): 「2024年 日本の広告費」(株式会社電通コーポレートワン)をベースに、 Spider AFが媒体別に計測したアドフラウド率の平均値(5.12%)を掛け合わせて試算。 その結果、推定年間被害額は1,510億円に上ると算出されました。 前年比で194億円も増加しており、今後さらなる拡大も懸念されます。

巧妙化するアドフラウド:AI・闇バイト・MFAサイト

アドフラウドは「ボットがクリックするだけ」ではありません。
・生成AIを使ってコンテンツを大量生産し、広告収入だけを目的に立ち上げられたMFA(Made For Advertising)サイト
・闇バイトによって実際の人間を動かし、店舗訪問やフォーム入力を装う偽CV(フェイクリード

といった手口が急増しています。 実際に、2ヶ月で400件以上のフェイクリードが発生し、536万円相当の広告費が無駄になった事例も報告されています。

「広告を止めればいい」は通用しない時代

Spider AFの分析では、オーガニック流入からのCVの方が、広告経由より不正率が高いという調査結果も出ています。 つまり、検索・SNS・直接流入など、あらゆるチャネルにアドフラウドは潜んでいるということ。 「広告を止めれば安心」という発想では、むしろ被害に気づかないままリードの質が低下し続ける恐れもあります

では、どう対策すれば良いのか?

Spider AFでは以下のような対策を通じて、見えない損失を可視化・遮断し、広告の健全化を支援しています:
・不正CVのリアルタイム検知と遮断
・MFAサイトのプレースメント自動除外
CRMデータとの連携による本物のリード判定


ある企業では、導入後に
・ROIが152%改善
・CPCが85%低下

という成果が出た事例もあります。

アドフラウドは、知らない間に成果や判断をゆがめる“静かな脅威”です。 だからこそ、対策の第一歩は「知ること」から始まります。 レポートでは、被害の実態だけでなく、具体的な対策のヒントまで掲載しています。 ご自身の広告運用を見直すきっかけとして、ぜひご覧ください。

【無料DL】Spider Labs「アドフラウド調査レポート 2025年通年版」
アドフラウド調査レポート|2025年通年版

こんな方にぜひ読んでいただきたい

・広告レポートの数値と、現場の成果にギャップを感じている
・本当に“意味のあるクリック”を増やしたい
・CVは出ているのに営業や経営が納得しない
・広告費が「どこで・誰に・どう使われているか」を把握したい
・自社の広告運用がアドフラウドに狙われていないか不安がある