先週の金曜日にココペリインキュベートという会社さんが1億円の調達のリリースが出てました。
SBIインベストメント、横浜銀行、アドウェイズ、TISさんから調達のようです。
以前菅沼さんのブログでもご紹介がありましたが、
先日のVOYAGEさんのクレジットエンジンさんへの出資といい、自分もそう思うので、 今回は実際北米ではどんな感じなのかを自分なりにまとめてみます。 間違ってたらごめんなさい。
そもそも融資周りのフィンテックとは?
そもそも「融資周りのフィンテックって何?」ってなると思うので、簡単にご説明。 文字通り融資を行うサービスです。 今まで銀行主体でしたが、それをITベンチャーがノンバンクで行います。 ↓ここ!! 実は今日SBIホールディングスの方とお話していたら、こちらの融資周りのフィンテックは更に細分化され、オルタナティブレンディングとトランザクションレンディングに別れるようです。
オルタナティブレンディングとトランザクションレンディング
オルタナティブレンディングとは、SoFiやAvantみたいに請求書を担保にとったり、いいとこの大学限定などの今までなかった市場を責めるやり方です。 この手法はリーマン・ショック後の銀行貸し渋りに漏れた人達をターゲットにしたようです。 トランザクションレンディング とは、キャッシュやSNSのデータ等を元に自動審査を行い、今まで銀行の担当者さんが人力で審査を行っていた所をスピードアップさせます。 上記のココペリインキュベートさんやクレジットエンジンさんが正にここに入ります。 Amazonさんや楽天さんなどは出店者向けの融資を行ってますが、
自動審査をして尚且つ、商品も担保にとってるようで、両方のいいとこどりですね。
自分の中で更に細分化があって、P2Pのクラウドファンディングの融資版と、いわゆる貸金業としてその会社がユーザーにお金を貸す2つがあると思います。 もしかしたらそれぞれちゃんとした名前があるかもしれませんが、調べてないので、誰か知ってたら教えてください!
P2Pのクラウドファンディングの融資版と貸金業
P2Pのクラウドファンディングの融資版は非常にイメージが付きやすいと思います。 正にクラウドファンディングのキャンプファイヤーなどをイメージして頂ければ、 キャンプファイヤーではお金を投資して見返りにプロダクトをもらえますが、 こちらでは利子をつけて返済してもらえます。 日本でもmaneoやAQUISH等の多くのサービスが既に台頭してますが、これらのサービスは自分達がお金を貸しているのではなく、お金を貸したい人と借りたい人をマッチングさせているわけです。
コレに対して、貸金業はまさに銀行やアコムなどの消費者金融と同じことです。 ただ、クレジットエンジン社やココペリインキュベート社は銀行や消費者金融とは別の判断基準でしかも自動審査を行って融資を行います。
銀行の審査基準を満たせず、お金を借りれない会社さん達や、クレジットカード情報が悪く、普通の消費者金融ではお金を借りれない人達がターゲットです。 実は日本にもこのレイヤーの方々が多いので、いい市場だなと思ってます。 ただ、貸金業は最初にお金がとっても必用なので、その調達コストが大変そうなので、 そこをいかに自動化の人件費削減と利子でバランスを取るかが大事そうですね。